スレート民家の破風を見比べる

スレート民家の景観上のおもしろさのひとつが破風(はふ)の見比べ。屋根をつくる時、平面(ひらめん)と呼ばれる屋根面を覆っていくと端部の処理をどうするかで悩むことになります。ここで納めを怠ると、水が侵入してしまうのです。この端部に大きなスレート石を葺いて止めると同時に、下端に破風板をぶつけて母屋材の小口を隠しつつ、そこに造形意匠を施した家が多くあります。板のままの場合もありますが、スレートを用いた多様な模様が多いのです。獅子葺きや亀甲など彩り豊かな造形は、明らかにそこを「見せ場」として意識していたことを示すもので、総じて地味な東北の民家にあって、華やかな側面を感じさせる要所だといえるでしょう。 Icon cc by sa

スレート⺠家の破⾵を⾒⽐べる

雄勝の集落・まちなみ・風景

|A-1083||登録者:石巻市

最終更新日:2016.05.18

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