尾の崎 藤村充さん

長面浦を囲んだ沿岸地域の中でも、尾崎は最も奥まった地区にあります。幼い頃は尾崎橋から飛び込んで泳ぎを覚え、夏場は海に潜って蛤堀りをして遊びました。戦後間もなく、集落のお墓が御座山に移設されたのですが、それによってお墓は津波被害に遭わずに済みました。自然の力を深く理解している先人たちの賢明な判断に助けられたのです。震災後は危険区域となり住むことが禁じられましたが、わたしは肯定的な意味で「時代は繰り返すだろう」とも思っています。つまり、水資源が豊富で、時間がゆったりと流れるこの地域にはまた人が集まり、新たな集落が生まれるのではないかと思うのです。そうした地域の将来性や可能性を大切にしたいです。 Icon cc by sa

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河北

|A-221||登録者:石巻市

最終更新日:2016.04.01

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